上手な退職・下手な退職

退職願の書き方

ここでは、「退職願」の書き方をサンプル図を利用して説明していきます。退職願を出す前に、ひとつだけ忘れてはいけないことは、退職願を提出するということは、自分の意思で退職する=自己都合退職をするということです。失業手当の受給期間でも述べているように、自己都合退職の場合、3ヶ月間の給付制限期間が課せられ、失業手当が実際に銀行に振り込まれるのは、4ヶ月先になってしまいます。

4ヶ月先の失業手当をあてにせずとも、しばらくは生活していける程度の資金の余裕がある方以外は、今一度、退職願を提出する事をじっくりと再考してみてください。

 

 

退職願は早めに提出しよう

退職願を出すと決めたら、早めに提出するようにしましょう。法律上、少なくとも退職を希望する日付の14日前(2週間前)までに提出するように定められています。テレビドラマでよく見られるような「今日で辞めさせていただきます!」といって辞表を突きつける行為は、社会人として無責任かつ非常識な行為なので、退職願はできるだけ早めに提出するようにしましょう。

なお、就業規則で何日前までに退職願を提出しなければならないと決められている場合は、就業規則に則って提出するようにしましょう。特に決められていない場合であっても、残務整理や業務の引き継ぎなどの時間も考えて、最低でも退職日の1ヶ月前までには提出するようにしましょう。

 
 

 

「退職願」の書式

退職願は、就業規則で特別の定めがないない限り、白無地の便箋、白無地の封筒を使用します。書式は、縦書き・横書きどちらでも構いません。黒または青の万年筆、もしくは黒のサインペンまたはボールペンを使って楷書体で書きます。退職願を書く上で、注意すべき点について以下に簡単に説明しておきます。

退職願の書き方

■「退職願」の注意点

① 封筒の表書き、便箋の書き出しは、退職が受理される前なので「退職届」ではなく、「退職願」と書きます。会社によっては、どちらでも構わない場合もあります。

② 1行目は、「私事」もしくは「私儀」「私は、」などのように、謙譲の意味をこめて、行の1番下から書き始めます。

③ 退職の理由は、いかなる理由があろうとも、「一身上の都合」とします。具体的な退職理由などは書かないようにしましょう。

④ 印鑑。認印、三文判でも構いません。

⑤ 宛名は社長にします。直属の上司の名前などを書かないようにしましょう。敬称は、「様」ではなく「殿」を用い、自分の名前より上に書くようにします。